Netflix (ネットフリックス) で見ることのできるちょっと変わった探偵ドラマ、私立探偵ダーク・ジェントリー(Dirk Gently’s Holistic Detective Agency )。
風変わりな私立探偵のダークが奇妙な謎を解決していくストーリーです。
なお、こちらはNetflix (ネットフリックス)オリジナルということになっていますので、契約している方は見ることができます!
↓英語版ですが予告です↓
このドラマの中で、ベルボーイのトッドの妹”アマンダ”が患っている「錯覚痛幻覚症」。錯覚と幻覚という似たような言葉が混ざっていますが…
この病気は実際にある病気なのでしょうか?
錯覚痛幻覚症とは…?
錯覚痛幻覚症は英語では”Pararibulitis”と表記され、ドラマ内で以下のように紹介されています。
”錯覚痛幻覚症”とは脳の病気で、脳が間違って判断してしまう。幻覚が実際に自分に起きているかのように錯覚し、実際に強い痛みを感じる。
例えば「溺れてしまう」という幻覚を見てしまうと、実際に「溺れている」と脳が錯覚し、呼吸ができなくなる。という感じ。
実際のドラマの様子がこちら。
ここでは実際に火だるまになった幻覚を見てしまっていますが、彼女は本当に熱を感じているため、「本当に火だるまになってしまっている痛み」を感じているのです。
実際の病気なのか?

答えはNOです。これは架空の病気となります。
細かくご紹介すると以下の通りです。
幻覚と錯覚は違う
幻覚とは、実際にないものを、実在するかのように体験する症状。
ないものが見えてしまう「幻視」や、あるはずない音や言葉が聞こえてしまう「幻聴」などがありますね。
錯覚とは、実際にあるものを、事実と違った知覚として認識してしまうこと。
虫かと思ったらゴミだった、人だと思ったら影だった、といった「勘違い」ですね。
共通する点は”脳”による判断
幻覚と錯覚の共通する点。それは共に【脳】が判断しているということです。
幻覚と錯覚は別のものなので、同時に起こらなそうですが、ともに脳が判断しているので実際に幻覚で痛みを錯覚する人もいるそうです。
例えば「過去に刺された経験がある人」が同じように刺された幻覚に陥った場合、その時の記憶が脳の中で痛みの記憶を呼び出して、痛みを感じてしまう(錯覚してしまう)…という。
ということは、”幻覚”で痛みを”錯覚”する、というのは起こりうることのようですね。
まとめ
よってまとめますと『”錯覚痛幻覚症”は実際にある病気なのでしょうか?』という問いに対しては、YESでもありNOでもある、ということです。
実際に”錯覚痛幻覚症”という病気はありません。ただ、同じ症状はある、ということですね。
ドラマ内でのアマンダ役”ハンナ・マークス”の演技は、ものすごく痛そうだったり辛そうですね。
彼女の病気は治るのでしょうか?