マーベルのスーパーヒーローとして現れた新ヒーロー、ブラックパンサー(原題: Black Panther)。
アフリカの架空の国であるワカンダという国を舞台に、貴重な資源「ヴィブラニウム」をめぐって争う国内と国外の勢力との戦いを描いたアクション映画です。
この作品は「マーベル・コミック」の実写映画を、一つの世界で合わせた『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズの1つで、第18作品目の映画となります。
キャストも大半が黒人の俳優陣であり、広大なアフリカの大地が描かれていて非常に新鮮な作品でした。
評価も高く『アベンジャーズ』を超え、北米では史上最高の興行成績をたたき出したスーパーヒーロー映画になったということです。(Wikipediaより)
個人的な感想としては、人気になったのも頷ける面白さだったと思います。ただし過去最高のヒーロー映画か?というとそこまでではなかったように思います。
今回は映画「ブラックパンサー」のあらすじと内容紹介、みた感想をご紹介します。
あらすじ
アフリカの秘境にあるワカンダで産出される鉱石ヴィブラニウムは、全てを破壊してしまうほどのパワーを持つ。歴代の王は、悪用されないように鉱石の存在を極秘にしていた。若くして王になったティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、謎の男エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)がワカンダに潜入しようとしていることを知り……。
出典:シネマトゥデイより
ざっと内容紹介
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
宇宙からの鉱石「ヴィブラニウム」。それはものすごい力を持った鉱石で、かつてワカンダの5つの部族がその存在をめぐって戦争を行った。
そのうちの一人がヴィブラニウムの影響を受けたハーブを摂取し、超人的な力を持つ「ブラックパンサー」となった。
その後、ワカンダは世界一の超文明国家になり、その事実とヴィブラニウムの存在を隠し続けていた。
1992年、当時のティ・チャカ国王は、密偵ズリを通じ弟のウンジョブを訪ねる。ウンジョブはワカンダの武器を内緒で渡していたことを知り、弟を殺してしまう。
2016年、ティ・チャラは、儀式を得てブラックパンサーとして新しい王となる。
しかしその同時期、ロンドンでワカンダのものを盗むという襲撃事件が起き、ティ・チャラは、親衛隊長オコエ、幼なじみの恋人ナキアを連れ、裏取引が行われている韓国へと向かう。
同じく潜入していたCIAのエヴェレット・ロス捜査官と手を組んでクロウを捕らえるが、襲撃を受け奪還されてしまう。
ナキアをかばい重傷を負ったロスを救うため、ティ・チャカはロスを連れてワカンダへの帰国する。
そのワカンダにエリック・スティーブンズという襲撃に加担した一人がクロウの死体を手土産として現れ、王位継承権があるといい挑戦を挑む。
なんと彼は1992年に殺された元国王の弟「ウンジョブ」の息子だった。彼はワカンダ復讐を誓っていた。
彼はキルモンガーと呼ばれる戦士に育っており、その力はティ・チャラより上だった。
彼はズリを殺し、ティ・チャラを谷底に突き落とす。そして新しい王となった。
その後ブラックパンサーの力とスーツを得ると、残るハーブを全て焼き払い、ワカンダの武器を全世界の同胞へ輸送するよう命じる。
幼馴染のナキアはハーブを一つだけ盗み、ジャバリ族に協力を得るために雪山へ向かう。
しかしそこで発見したのは仮死状態のティ・チャカだった。彼は死んではおらず、ジャバリ族によって救出されていたのだった。
最後のハーブによって息を吹き返えしたティ・チャカはキルモンガーを倒すべく、再びスーツを着てブラックパンサーとして戦う。
最終的にはキルモンガーを倒し、再度ワカンダの王の座を取り戻す。
そしてティ・チャカはワカンダの全てを明らかにすることを世界に伝える。そして治療を終えたホワイトウルフことバッキー・バーンズが登場する。
レビュー・感想
まさに夢物語と言える設定で、非常に新鮮な作品でしたね。
Wikipedia情報によると、ブラックパンサーが初めて登場したのは1966年。今から何と50年以上前です。
最初から今回の映画のような設定だったかどうかはわかりませんが、50年以上前のキャラが今こうやってカッコよく登場するのは単純にすごいことですね。
今回アフリカが舞台とあり、民族衣装や広大な大地など、見ていてワクワクするもが多かったのですが、やはり一番は動物です。
アフリカといえば野生動物のイメージがありますが、この映画でもあのかっこいい動物が登場します。
かっこいい動物とは、そう。サイです。
もちろんCGですが、人が馬のようにまたがり戦う姿は一度は想像する戦い方で、とりあえずかっこいいです。
ただ、もっといろんな種類の動物が出てくるかと思いましたので、正直サイだけ、っていうのは残念でしたけどね。
でも多分今後そうゆうのも出てきそうな気がします。そのぐらい可能性のある設定ですからね。
今回のヴィランと言っていいキルモンガーですが、単純に強かったかどうかでいうと少し微妙な感じもします。
結局は人間として強いって感じでしたので、他のとんでもないヴィランたちに比べると、少し印象も弱かったかもしれませんね。
ちなみにキルモンガーとは英語では”Killmonger”と表記し、mongerとは「〜屋さん」という意味があるので”Killmonger”=”殺し屋”ということですね。
まあでもあの少年時代のトラウマは相当なものだったと思います。ただ、単純に誰が悪いというのがなかったので彼にとってはかわいそうな気がしましたけどね。
私個人的な一番のお気に入りキャラはジャバリ族のリーダーであるエムバクです。
体も大きく、戦闘力もあり、ユーモアもある。さらには義理も厚い。まさに理想的なリーダーです。
個人的には、もし私がワカンダ人だったらティ・チャカよりもエムバクについていきたいと思ったほどです。
彼が今後なんかいい感じに参戦してくれると楽しみですね。というかヒーロー化してアベンジャーズに入ってほしいです。