映画

映画『ブライト』感想|おもしろくない2つの理由

映画『ブライト』感想|おもしろくない2つの理由

ウィル・スミス主演のNetflixのオリジナル映画、ブライト(Bright)。

映画ではアメリカのロサンゼルスにはいろいろな種族が存在する世界となっています。

気品の高い「エルフ」、醜い姿で人間とあまりいい友好関係ではない「オーク」、恐そうな顔をした妖精「フェアリー」

この3種が共存した世界です。

ウィル・スミス演じるダリルは人間で、その相棒はニックというオークが警官コンビになっており、その2人が物語の軸となります。

話のベースは新鮮で非常に面白いと思います。現代の普段の生活の中に、普通に別の種族がいるという設定は見たことなかったので。

ただ、そのベースに対してあのストーリーはちょっと…という感じが強かったです。

よって個人的にオススメの映画かどうかと聞かれたらオススメは…できないです。

今回は、映画【ブライト】のあらすじとネタバレを含むレビューを紹介します。

「ブライト」レビュー

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

個人的にオススメできない理由としては主に2つ。

ストーリーに対して魅力がない

あるエルフの少女が魔法の杖を持ち出し、その少女を2人警官コンビが追手のエルフから守る、というのが基本のストーリー。

ありきたりすぎませんかね?

先にもお伝えした通り、現代のアメリカ・ロサンゼルスという土地にいろいろな種族が入り混じる、という斬新な世界観にも関わらず、魔法の杖を持ち出したエルフを守るって…

そもそも「魔法の杖」ってところがちょっとひねりが無いと感じてしまいました。

ドラクエでも「魔法の杖」なんてでてこないでしょう。

またその杖も、使う理由が”ダーク・ロード”の復活というまたまたどこかで見たことあるような内容。

正直、何故こんな小・中学生が好きそうなストーリーにしたのか…また、魔法の杖とか”ダーク・ロード”とかファンタジー要素が出てくるにも関わらず、戦いはほぼ肉弾戦や銃の打ち合いっていう…

そこは現代のロサンゼルスに合わせたのかね…?

世界観の説明がほぼなく不親切すぎる

オープニングのシーンで、映画の世界観を街の壁のグラフィックアートで表現しているのは非常にカッコよかった。

しかし、結果として説明はそれしかなく具体的な世界観の説明はほとんど映画内で出てこなかったのは「不親切」と言わざるを得ません。

なぜ人間と他の種族が同じ地にいるのか。

昔どんな種族間の争いがあったのか。

ブライトって一体何なのか。

ダーク・ロードとは誰なのか。

なぜエルフは金持ちなのか。

フェアリーの存在はどんな意味が。

なぜ人間はそんなにオークを敵視しているのか…

この辺が全然わからない…

ただこちらに関しては既に続編も制作が決定されているようなので、後々解明されていくのだと思います。

1作目が成功するかどうかもわからないのに、この決断は大胆ですね。

また「なぜ人間と他の種族が同じ地にいるのか」という疑問に関し、自分で疑問に思っておいてアレですが、「人間と他の種族の違い」はそうゆうことではないのかもしれません。

つまり今の世界の「人種」の違いをそのまま「種族」の違いにしただけということかと。

人間の中にある北米系、イスラム系、メキシコ系、アジア系、アフリカ系など、その違いを「種族」として分けたのかと。

だとすると、オークはどの人種を指しているのか。エルフはどの人種を指しているか。

気になりますし、人間がオークに好き放題暴行しているのは見ていて良いものではないですね。正直不快でした。

上記の内容が個人的にこの映画をオススメできないところですが、もちろん面白かった部分もあります。

まずはやはり世界観ですね。

あんなファンタジーに出てきそうなキャラが普通に生活している世界なんて単純にワクワクします。

また種族ごとにいろいろな特徴がありそうなのもいいですね。

オークは車を普通に持ち上げていましたから力が強いのでしょう。エルフは金持ちでしたから、ビジネスがうまい=頭がいいって感じですかね?

他の種族もいないのかな、と思わせてくれる感じもさらなるワクワク感を刺激してくれます。

なので私は言いたい。なぜ種族間の特徴を生かしたもっとリアリティのある内容にしてくれなかったのかと。

魔法の杖なんて出さなくても、バイオレンスなら「種族間の争い」とか、ラブロマンスなら「人間とオークの恋」とか、学園ものなら「文化祭での種族間バンドコンテスト」とか…そっちの方がよっぽど観たいなと思いましたね。

ごめん、やっぱり「人間とオークの恋」は観たくない。