ルパン三世セカンドシーズン第8話。今回はタイトルにもある通り、水の都ベネチアです。
相手はドン・マルチーノという犯罪組織のボス。彼の持つ絵画や宝石、そして有名な持ち馬を奪おうとします。
そしてその場所とは、ドン・マルチーノが所持品を国外に移動させようとする超特急、つまり列車の中です。
ルパン一味はどんな手を使って馬やお宝を盗み出すのでしょうか。
今回はルパン三世セカンドシーズン第8話「ベネチア超特急」のレビューを紹介します。
あらすじ
イタリアのベネチアからフランスへ向かうヨーロッパ横断超特急列車に、犯罪組織のボスが集めた金銀財宝が。それを狙うルパン達の強奪計画とは?
出典:Netflixエピソード
レビュー
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
ドン・マルチーノは列車に自分専用の列車をつけて、その中に馬やお宝を乗せてベネチアからフランスへ向かいます。
その列車に乗り込んだルパンと不二子ちゃん。
ルパンの狙いは、その列車が途中に通る長いトンネル「シンプロントンネル」の中で、ドン・マルチーノの専用列車ごと切り離して全て頂いてしまおうという考えです。
そのため次元とゴエモンは車で先にシンプロントンネルに向かいます。
しかしここでアジトにおき忘れた地図を銭形のとっつあんが発見してしまい、とっつあんも列車に乗ってしまいます。とっつあんはルパンがこの列車で何かやるに違いないと言って、いろいろ探索をします。
しかしその方法が非常に雑!(笑)
乗車客の席は部屋のようになっていますが、そこをノックもせず、自分が警察だとも言わずに入る。
そしてイチャイチャしているカップルを邪魔してボコボコにされたり、おばさんにキスされたり、ケーキをぶつけられたり…
その後変装した不二子ちゃんがドン・マルチーノに接近します。ローマのパーティであったと嘘をつき、仲良くなるように得意の色仕掛けで攻めますが、バレてしまいます。
その理由として、ドン・マルチーノはシチリアから離れたことがないから、ローマで会うなんてことはありえない、というのです。
そんなことありえるか!とツッコミが入りますよね。犯罪組織のボスがいろいろ行ったことないとか…どんだけ地元好きなんだよ!と。
このピンチを銭形警部に変装したルパンが助けます。さすがです。
ただ、ルパンは電車に乗るまで銭形警部がこの列車に乗っていることは知らなかったはず…それなのにこの短時間で変装道具を用意できるとは。
その後本物の銭形警部と鉢合わせしてしまいますが、難なくとっつあんは列車の外へ出されてしまいます。
それでも『こんなことでは諦めんぞ!』と、相変わらずの前向きな性格のとっつあん。
その後、シンプロントンネルの中で計画通り専用列車を切り離し、それごと大型チトレーラーにくっつけて、ルパン達は奪うことに成功しました。
が、ドン・マルチーノはその専用列車だけでも動くように細工しており、その専用列車のみで逃げようとします。それによりルパンと、残りの3人が離れ離れになってしまいました。
専用列車に残ったルパンとドン・マルーチと部下たちの銃撃戦になってしまいます。
その銃撃戦のせいで専用列車のブレーキが壊れてしまい、しばらく走った後の橋の上で、対向列車と正面衝突になりそうになってしまいます。
それを回避するため、ルパンは次元に「橋を爆破しろ」と頼みます。
一方ドン・マルーチは衝突するということの恐怖で精神がおかしくなってしまったのか、宝石は誰にも渡さんと言って正気を保てなくなりました。それを見た部下たちは、ボスを見捨てて逃げてしまいます。
間一髪のところで橋は爆破され、車両はそのまま転落してしまいましたが、ルパンは馬に乗って飛び出して助かりました。
ドン・マルチーノは精神が崩壊したまま転落。きっと助からなかったでしょう。いくら敵といえども精神崩壊エンドは悲しい気持ちになります。
宝石や絵画は沈んでしまいましたが、馬だけは手に入れた形になりますね。
しかし、それでは赤字だと次元がぼやきます。今回の作戦で使ったトレーラーはかなり金をつぎ込んだそうなので。
その穴埋めをするため、ルパンは手に入れた名馬に跨り、「パリの凱旋門賞」に出場します。
しかしあの銭形のとっつあんもなぜか他の馬の騎手になっており、2人はレースそっちのけで追いかけっこしてしまう、という終わり方でした。
今回の話でのおすすめポイントは、変装した不二子ちゃんの可愛さでしょうね。(ほぼ毎回言ってる)
カラコンに金髪で前髪パッツンスタイル。銭形のとっつあんを「日本人の男性は…」というところから、外国人に変装してるんですね。