Drama

狼の食卓 シーズン1 (ネタバレ・キャスト) 面白いけど観たら後悔する

あらすじ

妻を亡くして酒浸りのソムリエと親友の破天荒なシェフは、レストランを開く夢を再び追いかける。だが、夢への道のりは、金と暴力が支配する世界へと続いていた。
出典:Netflixエピソード

レストランを開くため、親友同士で様々な困難に立ち向かっていく海外ドラマ、狼の食卓(Feed the Beast)。主演はあの超有名海外コメディードラマ「フレンズ」ロス役でおなじみデイビット・シュマイワーとイギリスのイケメン俳優ジム・スタージェスです。

レストラン開業という内容から多くの料理シーンが出てきて、なおかつそれが美味しそう&おしゃれなので見ていて飽きません。しかしそれと同時に人間関係や、レストランを開くのが治安の悪いアメリカのブルックリンでということで様々な問題が発生し、そこには金や暴力がつきまとう形となっています。また人間の死も絡んでくるので、爽やかな気持ちで観れるか、と言われたらそうでもないと思います。

個人的には主演の2人も好きですし、料理という内容や、アメリカの裏の部分も見ることができてドラマ的には非常にオススメです

今回は狼の食卓(Feed the Beast)シーズン1のメインの登場人物と感想とを紹介します。

登場人物

狼の食卓のメインの登場人物となるのは6人です。多少のネタバレを含みますので、知りたくない人はご注意を。

トーマス・モーラン(演:デヴィッド・シュワイマー)

物語の主人公で、様々な問題を抱えたソムリエでありシングル・ファーザー。その問題の一番大きいのは、最愛の妻を交通事故で亡くしてしまったこと。そして、そのショックで最愛の息子までもが話せなくなってしまうことです。その絶望の状況に自身も酒に溺れ、堕落した生活を送っていました。

出所してきたディオンにレストランを再開させようと感化され、再び生きる気力を取り戻していきます。その理由として、レストランを開くのは亡くなった妻リーの夢でもあったからです

性格はすごく真面目で、奥さんや息子のT・Jを心から愛しています。また自分の中で「人として、父として正しいことをする」、という信念を強く持っていますが、それが意外と人に影響されやすく、また真面目すぎるがゆえに、空回りすることもしばしば。

ディオン・パトラス(演:ジム・スタージェス)

トーマスの子供の頃からの親友で、凄腕のシェフ。しかしドラックが手放せないほどの常習者で、悪い人たちのつながりもあります。また嘘をつくのがうまく、女好き。よって真面目なトーマスとは正反対のようなキャラクターです。しかし自分の愛する人のためには、どんなことでもしたいという、優しい気持ちを持っています。

話の中では、街を牛耳る悪いやつ「パトリック」のレストランを燃やしてしまい、それによって借金ができてしまいます。出所したのち、パトリックから金を返せとせばまれ、半ば強制でレストランを開くことになります。

楽天家な部分もあり、自分が凄腕のシェフで、様々な修羅場をくぐってきたせいか、トーマスを導いていくことが多いです。ただしそれにトーマスと衝突して喧嘩することもよくあります。まあいわゆる親友同士、ってことですね。

なお、このディオン役のジム・スタージェスは映画『鑑定士と顔のない依頼人』にて主人公にいろいろアドバイスをしていた「ハンサムな機械技師」で出演していました。その時もかっこよかったですが、今回もかなりイケメンです

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T・J(演:イライジャ・ジェイコブ)

トーマスの息子で、声が出なくなってしまった少年。母親の死を目の前で見てしまい、そのショックで殻に閉じこもってしまいました。境遇としてとてつもなく不憫な子でしょう。それ以来は、ひたすら絵を描くようになります。

また学校で意地悪な生徒にいじめを受けてしまい、それにより余計に心の拠り所をなくしていきます。父親のトーマスが愛してくれているのはわかりますが、それがしっくりこないのか、その愛にうまく答えられない様子。彼が声を出し、気持ちを表現できるときは来るのでしょうか。

ピラール(演:ロレンツァ・イッツォ)

身近な人が亡くなってしまった悲しみの心を支えあうための「遺族の会」でトーマスと知り合った女性。自分の夫が亡くなってしまい、その悲しみを共有するために遺族の会に来ました。そこでトーマスと出会い、話していくうちにトーマスの誠実さに惹かれます。メキシカン系で、スパニッシュも話し、自分の姉が経営する飲食店で働いています。性格は明るく、トーマスの良き理解者となります

なお、失礼な話ですが、ピラールの見た目とトーマスに惹かれることから、同じかそれより少し若いくらいの年齢かな、なんて思ってい見ていました。しかし、実際は26〜27歳ぐらいだったらしく、かなり老けて見えました。しかも実際はモデルさんらしいのですが、そのオーラは全くないです。いろんな意味で驚きました。失礼ですけどね。

パトリック・ヴォイチック(演:マイケル・グラディス)

町を牛耳じり様々なビジネスを行う、いわゆる悪人です。実際は父親がその親玉なんですが、父親が刑務所に服役していることから、代理で町を牛耳ります。ディオンが燃やしたレストランは、彼のものだったわけですね。なおペンチを持ち歩き、見せしめの罰として相手の歯を抜くことから、歯抜き魔というように呼ばれています。

いわゆるギャングのような設定で、暴力や金で物事を解決しようとします。ディオンは彼に借金を返すためにレストランを始めようとしますが、それもパトリックは確実に逃げられないようにするため、もしものことがあればディオンの親友トーマスとその子供T・Jを殺すと脅すのです。

エイダン・モーラン(演:ジョン・ドーマン)

不動産業を行っている足が不自由な老人であり、トーマスの父親です。トーマス自身とは10年以上連絡を取っておらず、自身の孫であるT・Jとも会ったことがありません。よってトーマスとエイダンは仲が良くありません。足が不自由なため、常にヘルパーさんがいますが、その人も一言も話さない変わった人。仕事としてはかつてはビジネスで成功を収めていましたが、最近では病気と景気の悪さからか、破産も見えてきている状況です。

トーマスとディオンはレストランを開業するための資金を手に入れるため彼の元を訪れます。彼はある条件を認めることで、出資をしてやっても良いと言いますが…。

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レビュー

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

先にもお伝えした通り、個人的には非常に好きな内容のドラマになっています。アメリカの世界観、料理、友情、親子愛、さらにはバイオレンスなど、様々な要素が混ざり、魅力的な俳優陣にてそれを表現されています。

しかし、だからこそ見たら後悔すると私は言います。なぜなら、現時点でこのドラマのシーズン2の作成の予定がなく、実質打ち切りの状態だからです。よって解決していない様々な問題が多く存在し、モヤモヤしか残りません。それを踏まえた上で、ドラマのレビューを少し書かせていただきます。

まず主役のトーマスを演じるデヴィッド・シュワイマーですが、演技が上手でキャラに合っています。相変わらず悲しい役が似合うといいますか…笑 海外ドラマ「フレンズ」の時も自信がなかったり、嫉妬したり、落ち込んだり、真面目過ぎたり…というキャラでしたが、なんかそのまま同じといいますか、あの感じから最愛の妻が亡くなってしまった状態、って感じですかね。きっとそうゆう役が得意なんでしょうか。顔とか雰囲気とか、見ている側としては非常にマッチしててすごくリアルでした。

トーマスのキャラクターに関して、奥さんを亡くしたことは辛いでしょう。それによって息子が話さなくなってしまったのもきついと思います。その反面、真面目すぎる割には結果他の人の意見にすぐ流されたりする。子供大事という割には意外と見えてない。端から見てると「もっとしっかりすべきだ」なんて思ってしまいましたが、でもトーマスの心の状態に対し本当に気持ちがわかる人ってほとんどいないと思います。彼と同じ状況になったらそうなってしまうんだろうな、と思わせてくれるリアルな演技です。

そしてディオン役のジム・スタージェス、すごくかっこいいです。あの雰囲気で女好きでジャンキーなのに、料理が超一流なんて…今までの映画に出てきたジャンキーの中で一番かっこいいジャンキーなんじゃないでしょうか笑

よく料理が題材の映画やドラマだと、見終わった後に『〜が非常に食べたくなりました!』みたいな感想やレビューを見かけますが、そのドラマでは料理を題材にしているけれど、そのような感想は少ないと思います。私を含め、多くの人が『料理をしてみたくなった!』と思うでしょう。

その理由として、ジム・スタージェスの演じるディオンの料理をする姿がめちゃくちゃかっこいいというのがあります。繊細な料理なのに気持ちを表に出して激しく作るといいますか。見ていて戦いながら作っているような感じなんですよね、他のクルー達と。指示の出し方、それに答える他のシェフ達の掛け声、味見をしたときの美味しいという表情。全てにおいて非常にかっこいい。

主役の2人が非常に魅力的なのですごくいいドラマだと思います。しかしもちろん残念なところもあります。

まずはトーマスの人生が絶望すぎないか、ということ。最愛の奥さんが交通事故で死亡。それにより息子が口を聞けなくなる。息子が学校でいじめられる。父親とは仲が悪い。アル中になる。お金もなくなる。町の悪人に(秘密裏に)命を狙われる。恋人ができたが、その恋人は親友と体の関係がある。死んだ奥さんは生前自分の親友と浮気した、などなど。

絶望過ぎませんか?正直かわいそうすぎて、本当に同情します。結果的に奥さんにも親友にも裏切られていますからね。しかも奥さんは亡くなって何も言えない。息子もその親友になついている。しかもやっと彼女ができたと思ったら、その親友がすでにヤッてしまったとか(ピラールの行動、イライラするぅ〜)…もう一度言います。絶望過ぎませんか?

なので、その親友ディオンに嫌悪感を抱く人も多いと思います。ディオンはトーマスのことを家族と思っているといい、許してほしいと言いますが、いやーそう思っておきながら、そんな家族の大切な人に手を出しますかね?しかも2人ですよ。私はディオンのそうゆう自分の欲望に正直なのにトーマスを家族という自己中心的な考えが嫌いでしたね。

そしてこのドラマの最大の残念なところは、やはりドラマ打ち切りってことでしょう。残された謎はたくさんあります。、一生わからないなんて…絶望過ぎませんか?

・トーマスと父親の確執の原因
・T・Jのいじめ問題
・パトリックの気持ち
・殺された警察
・トーマスの妻リーの交通事故の本当の理由
・最終回のシリオ爆破後の3人の状態

少し考えただけでもこれほどの謎がでるとは。もちろんこれらはシーズン2のために残された伏線なんですが、シーズン2がないってことは、これらはすべてモヤモヤに変わります。シーズン1が面白かっただけに、シーズン2がないことと、これらの謎がわからないまま終わるというモヤモヤが最大の残念ポイントです。

私が「見たら後悔する」とレビューさせていただいたのは、これらが理由となっております。それでも構わん!って人がいらっしゃいましたら是非ごらんください。ジム・スタージェスの料理はストーリーに関係なくかっこいいですから。

打ち切りなら決まった時点で追記してくれ。じゃなかったら、必ず完結してくれ。頼む!

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