ルパン三世セカンドシーズン第4話、「ネッシーの唄が聞こえる」をご紹介します。
今回の舞台はあのネッシー伝説の有名なネス湖のあるイギリス・スコットランド北部。
不二子ちゃんがネス湖のほとりを馬に乗って歌を歌っていたところ、ネス湖からネッシーが顔を出した。
ルパンはそれを新聞記事で知り、不二子ちゃんに会いに行く、という内容です。今回はお宝を狙う話ではないです。
今回はルパン三世セカンドシーズン第4話「ネッシーの唄が聞こえる」のレビューを紹介します。
あらすじ
スコットランドのネス湖岬に、不二子の歌声に誘われて怪獣ネッシーが現れた。ネッシー研究者のドクター・オズは不二子を利用して捕獲を企てるが⁈
出典:Netflixエピソード
レビュー・感想
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
やっぱりこの話で最初に気になるのが、不二子ちゃんの歌ってた歌ですよね。
「誰かさんと誰かさん」というあのドリフターズの曲です。
イギリスでバッチリ乗馬の衣装に着替えて馬を乗りこなしてる割に、歌っている歌はドリフターズの曲という(笑)
当時はドリフターズ全盛期だったのでしょうかね?何にしても、いい曲です。
そして今回の敵はドクター・オズという一種のマッドサイエンティストです。
ネッシーに懸賞金がかけられており、その懸賞金欲しさに、ネッシーを唄で呼び出すことのできた不二子ちゃんを誘拐します。
しかし彼には懸賞金目的より強い動機がありました。過去にネス湖のネッシーに襲われ脚を失っており、ネッシーに復讐を誓っていたのです。
ネッシーをおびき寄せるために歌うよう強制される不二子ちゃん。そのためになんと拷問を行います!
なんと義足を使い、壁をひっかいてあの嫌な音を出す、という行動にうって出るのです!
それに対する不二子ちゃんの『変になっちゃう〜』も可愛くていいんですが、それをやってるドクター・オズ本人も『こっちが変になっちゃう』と言って止めるところも、なんかいいです。
不二子ちゃんが拐われたことを知ったルパンは、ネス湖で捜索を始めます。
そうするとネッシーが登場し、ルパンと次元はネッシーに食べられてしまします。しかしそれはドクター・オズが作った潜水艦も兼ねたロボットのネッシーでした。
胃の中で、歌うことを強要され不二子ちゃんは最後まで抵抗しますが、結果として歌うことになってしまいます。
不二子ちゃんの歌で姿を現したネッシー。しかしドクター・オズによって凍らされてしまいます。
ネッシーを手に入れたドクター・オズは、そのネッシーを北海に運び見世物にしようとしますが、それはルパン達によって阻まれてしまいます。
凍ったネッシーに不二子ちゃんの歌を聴かせると、目を開け氷を割り、そしてドクター・オズの船を破壊しました。
最後にドクター・オズの義足が水面に浮かびました。なんだかそこだけ見るとすごい可哀想な気持ちますね。ドクター・オズからしたら、結局ネッシーに襲われてばっかりですし。
そして、義足の見た目は金属だと思いますが、水に浮いてました…素材なんなんでしょうか。どーでもいいところに気になってしまいました。
その後ネッシーはネス湖に帰っていきます。ルパン曰くネス湖と北海は海底でつながっているらしいです。
夕日に向かうネッシーの後ろ姿で終わりますが、お宝を狙わない話も味があっていいのがルパン三世です。
そして最大のツッコミどころは、不二子ちゃんの行動ですね。
ドクター・オズに『歌ってネッシーを呼び出せ!』と言われた時に、『ネッシーは静かに誰にも知られず神秘的な方がロマンティックで美しいわ!』と反論します。ですが…
「いやー、実は歌ってたらネッシーが出てきまして…はい、そうなんです。あ、取材ですか?わかりました、いいですよ!」的なやりとりがあったのでしょう。
まあ相手が悪人だと判断しての反論だったと信じたいですが、私は全力でツッコミ入れてしまいました。