少年が大人の姿になり、最強のヒーローに変身してしまうというヒーローコメディー映画、シャザム! (Shazam!)
こちらは「DCコミックス」というアメリカン・コミックの中に登場するヒーローの1人となっています。
アベンジャーズで有名なマーベルコミックス。それらの”クロスオーバー作品”があるように、DCコミックスにも同じような世界があります。
それが『DCエクステンデッド・ユニバース』。シャザム!はそのシリーズの中で7番目の映画となります。
ある少年が選ばれてヒーローになる。そして変身方法は『シャザム!』という合言葉。
しかしこのシャザムという言葉、あまり聞いたことがなくないですか?
英語の意味なのか?それとも他の国の言葉なのか?
「シャザム」というのは、ヒーローの力に隠された、ある意味が込められた言葉でした。
今回は「シャザム」の意味をご紹介します!
「シャザム」の意味は??
これ以降はネタバレになります。ご注意ください。
シャザムとは、ある言葉の頭文字をとった造語です。
正確には英語で”SHAZAM”と表記し、それぞれのアルファベットに意味が込められています。
S=ソロモンの知恵
H=ヘラクレスの強さ
A=アトラスのスタミナ
Z=ゼウスの能力
A=アキレウスの勇気
M=マーキュリーのスピード
順に紹介しましょう。
S=ソロモンの知恵
”SHAZAM”の”S”はソロモンの頭文字(Wisdom of Solomon)
古代イスラエルの第3代の王。神に知恵を求め与えられたために、ソロモンは知恵者のシンボルとなったようです。
この力によりシャザムはどんな言語も使えたり、科学を理解できたりといわば頭脳が超天才になったようです。
しかし映画の中ではその辺は見られませんでしたけどね…
H=ヘラクレスの強さ
”SHAZAM”の”H”はヘラクレスの頭文字(Strength of Hercules)
ヘラクレスは、ギリシア神話の英雄ですね。単独で数々の映画や作品に登場するほど有名な存在です。
印象としてはマッチョで戦いに秀でていることから、ヘラクレスのような筋肉や攻撃力を持った、ということになりそうです。
A=アトラスのスタミナ
”SHAZAM”の”A”はアトラスの頭文字(Stamina of Atlas)
アトラスは、ギリシア神話の神です。
ゼウスによって、世界の西の果てで天空を背負う、という役目を負わされる事となったことで、「支える者」や「耐える者」という意味があるそうです。
彼の役目や忍耐力などから、アトラスのような耐える力を持った、という意味になりますね。ちょっとやそっとじゃ全然大丈夫でしょうね。
Z=ゼウスの能力
”SHAZAM”の”Z”はゼウスの頭文字(Power of Zeus)
ゼウスは有名なギリシア神話の主神ですね。
全宇宙を支配する神で、神々の王。全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器としています。
映画の中で「ケータイを充電」してるところや胸の雷マークなど、このゼウスの能力から来ているのでしょう。
シャザムの変身の時も雷が発生していますので、彼の主な力はゼウスの能力をメインとしているといえるでしょう。
A=アキレウスの勇気
”SHAZAM”の”A”はアキレウスの頭文字(Courage of Achilles)
アキレウスもギリシア神話の英雄として有名です。アキレス腱でおなじみですね。
アキレウスは数々の戦場で戦った功績から”勇気の英雄”とも呼ばれていていたようです。
どんな戦場でも戦う勇気、それがシャザムにも備わっているということでしょう。
M=マーキュリーのスピード
”SHAZAM”の”M”はマーキュリーの頭文字(Speed of Mercury)
メルクリウスの英語名としてマーキュリーと呼ばれており、商人や旅人の守護神だそうです。
驚異的なスピードや空を飛べる力はこのマーキュリーから来ているようですが、なぜマーキュリーなのかはちょっとわかりません。
まとめ
”SHAZAM”は神話や歴史上の神、または英雄などの名前の頭文字をとってつけられた造語でした。
映画ではビリーがいきなりヒーローになったところがメインの面白さだったため、今回紹介した力が未だ発揮されてないところがたくさんありましたね。
ってことは必然的に続編や、「ジャスティスリーグ」のような作品で再度シャザムが拝めるということでしょう!
ただ少し心配なのは、「子供が大人になる」っていうところがポイントだったので、今後の作品でさらなる追加要素が加えられるのかどうか?ってことですね…
何にせよ、主演のザカリー・リーヴァイの愉快なおじさんヒーローの続編はぜひ見たいです!