カーアクション大作で、今なお続々と続編が誕生しているワイルドスピード・シリーズ。
そのワイルドスピードのパロディー作品があるのをご存知ですか?
その名も、『ワイルドなスピード アホミッション』(原題:Superfast!)
予告から見ても分かる通り、ワイルドスピードの各所をパクるというおふざけ映画。
ただしそのパクリ方がおもしろく、笑えるところ満載です。ワイルドスピードを知らない人でも単純におもしろいコメディ映画としてみることができます。
しかしワイルドスピードファンが見たらその20倍は楽しめますね。
なお内容は「ワイルドスピードMEGA MAX」が大体のベースです。なので見ていない方は先にそっちを見た方が笑えると思いますよ!
今回は映画【ワイルドなスピード アホミッション】のあらすじ、そしてレビュー感想をご紹介します!
あらすじ
潜入捜査官のルーカス・ホワイトは、LAのギャングが主催する違法ロードレースに参加。ダサいペイントの車でハエを顔に打ち付けながら走るルーカスはゴール直前でエンストし、電気ショックでロボットダンス!レース中、髭を剃りながら走るヴァンは銃弾を口でキャッチし、Twitterで敵の情報収集!マフィアのフアン・カルロスがダウンタウンのファーストフード店に隠した金を強奪する作戦を実行し、ハイスピード&ハチャメチャな騒動を巻き起こす!
アマゾンプライム内容紹介より引用
レビュー・感想
ワイルドスピードの映画の感想記事にはいつも「ざっとネタバレ」ってことでストーリーを記載しているのですが…
今回は書けないです。何せ大したストーリーありませんから。w
この映画ずっと気になってはいたんです。【”ワイルドスピード”を見た方にオススメ】って欄にいつも出てくる。
なぜか目に止まる”AHO”の言葉に気にならない訳ないですから…
しかし映画の評価はまさに「賛否両論」。自分の人生の2時間を費やせるのかどうか…決断までに時間を要しましたよ。
そしてついに見ました!…が!これは、おもしろい。
結構本気で笑えた箇所、ありましたよ。
先ほども言った通り、基本的にはストーリーなんて皆無ですし、キャラもみんなギャグみたいな存在なので、特に見どころなんてないのですが…
それでも見て欲しいのは、本家のワイルドスピードに寄せてきている(パクっている)部分、でしょうね。
例えば最初のレースシーンでは、ワイルドスピード1の方でドミニクとブライアンが勝負してブライアンが負けるも笑いながら『もう少しで勝てた』っていうシーンをパクってます。
あの時の初々しいブライアンの笑顔が頭の中で思い出せた方は、このシーンでニンマリしてしまうはず。
またオイルを飲ませられる、というシーンがありましたが、これもワイルドスピード1の方で、ある男が東洋系のマフィアに「オイルを飲ませられる」という拷問シーンがありましたね。
知ってる人は「ここも使うのか」とニンマリしてしまうはず。
そして微妙に似せに来ているキャラたちがいい。
個人的にはヴィンスが良かったですね。本家の方にもまともに出演した回数が少ないですが、絶妙なパロディー感がたまりません。
そして種類さえあってればOKという”ジゼル”と”ハン”役の2人も良かった。
彼らに至っては名前すらないですからね。「モデル」と「アジア系」ですから。
そしてちょっと趣旨とは変わりそうですが…ブライアンのパクリの人。
演じているのがアホな奴でしたのでわかりにくいですが、めちゃカッコ良くないですか?
”アレックス・アッシュボー”という俳優さんで、ちゃんとした写真ではこんなにかっこいい。
ということで、ワイルドスピードのパロディ部分を抜かすと、あとはひたすらアメリカのB級コメディのオンパレードなので、ここが賛否の分かれ目になりそうです。
ワイルドスピードファンはきっと賞賛が多いと思います。「作った人はワイルドスピード好きなんだろうなー」って伝わってきますから。
私は最後のカーチェイス(?)のシーンでだいぶ笑わせてもらったんで、この映画、大好きですよ!