デンゼル・ワシントン主演のアクションスリラー映画、イコライザー(原題:The Equalizer)。
原作は昔テレビで放送されていた『ザ・シークレット・ハンター』というドラマの映画バージョンということです。
デンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコールは、ホームセンターで働き、同僚とも上手くやっていて、一人で平凡な生活をしている男。
そんな彼には今の平凡な毎日からは想像できない過去がありました。
こちらの作品、非常に高評価だったため鑑賞させてもらいましたが、見た感想としては一言。
オススメです。
素晴らしい食材でシンプルな料理を作りました、という感じ。美味しくないわけがないです。
こちらすでに2も放映されています。それも納得の面白さでした。
今回は映画【イコライザー】のあらすじ、そしてネタバレを含む感想をご紹介します!
あらすじ
ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。
出典:シネマトゥデイより
ざっと内容紹介
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
ホームセンターに勤務するマッコールは平凡な毎日を過ごす男。
ある日、馴染みのダイナーで1人の娼婦アリーナに出会う。言葉を交わして徐々に友情が芽生える2人。
そんな中、アリーナが自分を殴った客を殴り返してしまい、それが元締めのロシアンマフィアに知られてしまう。
見せしめとしてひどい暴力を受けてしまったアリーナ。それを知り、病院で傷ついた彼女の姿を見たマッコールは、ロシアンマフィアの元に行き、お金を渡して彼女を自由にしてもらうように頼む。
しかしをそれを笑って相手にしないマフィア。
マッコールはその場にあるものと敵の数を瞬時に見てシミュレーションし、19秒で全員殺害してしまう。
その事件を知ったロシアンマフィアの大ボス”プーシキン”は、部下で解決屋のテディを派遣する。彼は元特殊部隊出身で頭の切れる男だった。
彼は地元の汚職警官たちを使い、すぐに犯人がマッコールだと気づく。しかし肝心のマッコールの正体は調べてもわからなかった。
その頃マッコールは元同僚の家に行き、敵の情報を知りたいとお願いする。
その同僚とは元CIA、そしてマッコールは元CIAの凄腕エージェントだったのだ。
その後次々とプーシキンのアジトやビジネスを潰していくマッコール。その事態にテディは焦り出す。
彼はマッコールのホームセンターの同僚を人質にとるが、マッコールによって阻止される。
最後はホームセンターでの戦いになり、マッコールによってテディとその部下は全滅させられる。
その後ロシアに向かったマッコール。プーシキンの家に忍び込み彼を殺害。彼の家にはたくさんのマフィアが死んでいた。
平穏な日々を取り戻したマッコール。その後新しい人生を歩き出したアリーナとも再会する。
今まではCIAを引退しひっそり生活していたマッコールだが、自分にできることを知り、インターネットで助けを求める人のためのサイトを立ち上げるのだった。
レビュー・感想
デンゼル・ワシントンかっこよすぎます。もうそれだけ。それで終わりです、と言っていいぐらいの感想です。
ただそれだとやはりアレなので、なぜかっこよかったかを考えてみました。
まずはやっぱりストーリーですね。悪人なので、成敗する。いい意味で単純すぎました。やってることはキャプテンアメリカと一緒です。
ただそのシンプルさが見ていてすんなり観れるといいますか…何も考えずに見れる映画でしたね。
そして大抵この手の映画だと、主人公がちょっとピンチに陥ったりしますが、最後は大逆転で勝利!という大堂パターンがあります。
しかしこの映画にはコレがありません。なぜならマッコールが強すぎるんですよね。
何よりやばいのが、「その場のものでどうにかしちゃう」という超実践派。
そんな彼からしたら、ホームセンターでの戦いなんて『武器の宝石箱や〜』でしょうね。
なお、タイトルのイコライザーとは英語では”The Equalizer”と表記します。
意味は平等という意味の”equal”の動詞である”equalize”(平等にする)。それの人なので”equalizer”(平等にする人)ってことですね。
悪に対して正義を与え悪をなくす。マイナスにプラスを与えて0にする(平等にする)ってことでしょうか。
この映画、マッコールが強すぎるのはいいんですが、それゆえに敵がどうしても小物に見えてしまうんですよね。
今回の敵であったテディも、残虐性はよく表れていましたし、人としての危なさも出ていましたが、全く勝つ姿が想像できませんでした。
最終決戦の前にレストランで2人対峙した時も、明らかにマッコールの迫力に押されているのがわかりましたからね。
まああんな落ち着いた感じであの目で睨まれたら、私なんて膝ガックガクだと思います。
今回のヒロインであったアリーナ役の”クロエ・グレース・モレッツ”ですが相も変わらず美しかったですね。
彼女はキックアスの時からの好きでしたので、結構お姉さんな年かと思えばまだまだ21歳とのこと(2019年2月)。キックアスの時は子供でしたもんね。
今回はセクシーでかわいそうな娼婦、ということでしたが…あの美貌ならまあそりゃ人気はあるでしょう。
そして個人的には不運にも殺されてしまった友達の女性マンディ役の”ヘイリー・ベネット”の方が好きになっちゃったり…
今回の映画ではヒロインが困っていて、敵が相当な非道でクズで、主人公が最強、という間違えようのない道があったおかげで、非常に面白く観れました。
人によっては『いつも通りのアメリカのアクション映画だね』という感想を持つ方もいらっしゃると思います。
確かに構成は私もそう思いましたが、それでもおもしろい!と思わせてくれたのはやはりデンゼル・ワシントンのアクションと演技だったと思います。