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ルパン三世 9話『浮世絵ブルースはいかが』ネタバレ感想

今回はルパン三世セカンドシーズン第9話「浮世絵ブルースはいかが」のレビューを紹介します。浮世絵を題材にしたなかなか面白いストーリーです。

不二子ちゃんが売れてはいないが実力のある俳優をプロデューサーとして雇います。そこで渡された台本の内容が今回の話「浮世絵ブルース」。

そして狙うはあの有名な浮世絵師、東洲斎写楽が書いた石川五右衛門の浮世絵です。

不二子ちゃんが役者を雇った理由とは?そしてルパンはどのように絡んでくるのでしょうか。

あらすじ

浮世絵師・東洲斎写楽の孫と知り合い、彼が自作の浮世絵と写楽の本物とスリ替えていたことを知ったルパン。写楽の本物はいったいどこにあるのか?
出典:Netflixエピソード

レビュー

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

雇われた役者は浮世絵師「写楽」の子孫としてルパンに近づきました。

その名も写楽三世。そして病を患っているように演技し、ルパンを家まで送らせます。

写楽三世の家で写楽の浮世絵コレクションを目の当たりにしたルパンは、素直に写楽三世を尊敬します。

そこへ不二子ちゃんが登場。不二子ちゃんはルパンに写楽三世がもう死にかけていることと、写楽の浮世絵が残りの一枚だけ揃っていないこと伝え、それを彼のために手に入れて欲しいとルパンに依頼します。

ルパンは写楽三世がお金がないことに渋りますが、不二子ちゃんが手に入れたら何でもしてあげる、というセリフとキスでもうメロメロ。仕事を引き受けます。

うちのネコ
うちのネコ
いや、わかるよ

なお後で知りましたが、現在もなお浮世絵の絵師「写楽」って誰だか判明されていないそうです。

不二子ちゃんもルパンもそのことには気づかなかったんでしょうね。

ちなみにその浮世絵絵師「写楽」をテーマにした推理小説も読みましたので、ルパンとともに興味のある方は是非こちらもどうぞ。

小説『写楽殺人事件』あらすじ感想。浮世絵がちょっと詳しくなるよ高橋 克彦さんの推理小説、写楽殺人事件。 出版されたのは1986年。30年以上の前の作品ですが、非常に評価が高く、江戸川乱歩賞受賞...

この仕事を次元と五右衛門に持って行ったルパンに対し、盗み出すものがご先祖様の浮世絵としった五右衛門は参加しますが、次元は一銭にもならない、と仕事を降りてしまいます。

それを見越していたルパンは最高級のスコッチを渡し写楽三世の看病を任せます。

うちのネコ
うちのネコ
この次元の目が、可愛いすぎてキュンキュンしたのは私だけじゃないはず

そのあと浮世絵を盗むために下見に行くルパンとゴエモン。ルパンとゴエモンが2人で行動って結構レアですよね。

そこで銭形のとっつあんにバッタリ遭遇してしまい、今回のエモノが浮世絵だと感づかれてしまいます。とっつあんは浮世絵の輸送には徹底的にマークし、ルパンが狙ってくるのを待ちます。

とっつあんは飛行機で運ぼうとし、それを見据えたルパンと不二子ちゃんはパイロットとキャビンアテンダントに変装します。すごくどーでもいいことですが、この時服を奪われてしまったCAがちょっと可愛い。

そして飛行機に乗り込んだ銭形警部とその部下2人。飛行機が動き出し上空絵飛んだ後、ルパンと不二子ちゃんはまんまと浮世絵を盗み出します。

そして飛行機が他の飛行機に襲われ機体から火を吹き出した時を見計らって、外に脱出します。銭形警部たちも急いでパラシュートをつけて外に飛び出しますが、なんとそこは飛行機の格納庫。

窓の外に映っていたのは映像で、本当は飛行機は飛ばずにただ格納庫に止まったままでした。

古典的な感じですが非常にいい作戦でしたね。でも飛ぶ時のあの飛行機特有の重力もなかったのに…ルパンのことでは鋭いのに、そうゆうことに関しては鈍いとっつあん。

うちのネコ
うちのネコ
ホント愛すべきキャラですな

家にかえるも一足遅く、写楽三世は亡くなっていました。ルパン達は墓に写楽の浮世絵をすべて入れて埋葬します。

その後残念がるルパン達ですが、なんと浮世絵につけて外し忘れていた発信機が動き出したのです。墓に眠るはずの浮世絵がなぜ?

ルパン達は発信機の所へ向かうと、そこには石川五右衛門の浮世絵を持った写楽三世が歩いていたのでした。ここでルパン達に不二子ちゃんの作戦がバレてしまったわけですね。

最後はルパン達が不二子ちゃんを騙して、浮世絵は全てルパンが手に入れて終わります。

エモノが浮世絵だったというのと、不二子ちゃんがメインでルパンを騙そうとしたエピソードで面白かったです。

ただこれを言ったら本当ダメなんですが…

写楽三世など作り上げなくても不二子ちゃんが『ルッパァァン〜何でもしてあげるから〜ちゅっ(ハート)』したら、ルパンは間違いなくやりますよね、こんな作戦立てなくても。