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映画『ロボコップ(リメイク版)』感想|違う違う、そうじゃない

1980年代を代表するSF映画といえば!…そう、ロボコップです。

そのロボコップを豪華キャストでアレンジし、装いも新たにリメイクした映画、ロボコップ(原題:RoboCop)

原題は変わっていませんが、昔のロボコップとは基本的なところ以外は結構違うまさに「ロボコップをベースとした新しい映画」という感じでしょう。

予告編からも分かる通り、色も違うし街の雰囲気もだいぶ最近の街並みです。

そんなリメイク版のロボコップですが、一言で言うなら…

違う違う、そうじゃ そうじゃない

今回は映画【ロボコップ(リメイク版)】のレビュー感想をご紹介します!

レビュー・感想

いやー、これはちょっと予想外でした…

ロボコップが好きな私としては、マイナスの意味で予想外でした。

でもリメイクされたのが2010年代ですし、逆に言えばこれしかなかったのかもしれません。

とにかく昔のロボコップとは違います。ちょっと項目でまとめてみました。

見た目・ルックス

これはもう比べものにならないぐらいかっこいいんです。

もう色といいボディラインといい…めちゃくちゃかっこいい。そしてバイクなんてまさにロボコップ専用。

かっこよさで言ったらリメイク版の圧勝なんですが…そうじゃないんですよ…

私の期待してたロボコップは…もっとこう…かわいい奴なんです。

動きも決して速くなく、スタイルもちょっとずんぐりしてる感じ。

そしてそれがまたパトカーが似合うんです。

もう好みの問題ですが…私から言わせればリメイク版の方はもうロボコップではない。

これもリメイクの方がより現代風。

パンクロックな服装で、とがった髪型をした『ヒャッハー』みたいなやつらは残念ながら出てきません。

オムニコープ社も実際にありそうな感じですし、テレビを使ってのマーケティングなんて『ありそうだなぁ』という感じ。

リアリティで言ったらリメイク版の方がはるかにあります。

ただ、それにしては敵が全然普通。言ってみれば全然時代について行ってない。

あんなロボットが他国ではうろうろしている時代に、まだ銃を持った男たちが普通に工場でなんて。(ちょっとした機械も導入してましたが…)

もっと「腕が義手になっていてレーザー銃が取り付けられてる」とか「ドローンを使った無人機攻撃」とか、特殊な敵がいたらよかったなぁ、と。

ストーリー

これは個人的に理解できなかった部分でもあるんですが…

まず、自分の爆破現場を見て感情部分が高ぶってしまいエラーが出たマーフィ。

あそこで博士は感情を抑制する方法を選びましたが、ちょっと待って。

あの爆破のデータのみ転送しなければよかったんじゃないのか?

感情消してしまったら、当初の「人間と機械の融合」から離れちゃってる気が…

そして最後にマイケル・キートンを撃ち殺すことができましたが…なぜ??

あれはたまたま引き金引いちゃった?それともシステムを無視できた?

ユーモア

リメイク版のロボコップ。なんだかやたら暗くなかったですか?

確かにこれは現実問題考えると暗くてしょうがない気もしますが…(人間とロボットの融合だし)

ただちょっとぐらいはユーモア欲しかった、というのが古いロボコップファンの私からするとありましたね。

例えば、「万引き犯を捕まえる」とか「夫婦喧嘩に対処する」とか…

『そんな高性能でかっこいいのに、そんなことしなくても!』みたいなところがあれば、もっと好きになれたはず。

うちのネコ
うちのネコ
つまり全体的に『違う違う、そうじゃ そうじゃなーい』

まとめ

散々思うこと書かせていただきましたが、これは私が悪いです。

過去のロボコップと比べている時点でナンセンスだと…

これはもう時代ですね。ロボコップのようなものが登場してもびっくりしない時代になっちゃいましたから。

逆に言えば、1980年代だからこそできたロボコップという作品の凄さ!

あの時代だからこそ『すげえ』と思えるし、今見ると『なんでだよ!』っツッコめるし…

リメイク版を見てオリジナル版をもっと好きになってしまうという…あるあるな結果となってしまいました。