アーノルド・シュワルツェネッガー主演の、かなり過激なアクション映画『サボタージュ(Sabotage)』。
「サボタージュ」とはフランス語で「破壊活動」という意味。さらに「仕事をサボる」という意味でも使われる言葉だそうです。
語源を調べてみると、仕事をサボるために職場の機械を破壊したことから来ているとか。……発想がワイルドすぎますね。
映画のストーリーは、麻薬取締局(DEA)の捜査官であるシュワちゃん演じるジョンが、同じDEAの仲間たちとともに麻薬カルテルのアジトを急襲するところから始まります。
たいして関係ない話ですが、麻薬カルテル側の1人が、なんとドラマ『ナルコス』に出演していたカリージョ大佐でした。
『ナルコス』では麻薬カルテルを追う正義の警察官だったのに、今回はまさかの逆ポジション。ちょっとした答え合わせ感があって、個人的に楽しかったです。
私は派手な銃撃戦が多いアクション映画が好きなので、その点ではかなり楽しめました。
ただし同時に、なかなかキツい描写も多め。
ミステリー要素も入っているので単純明快ではなく、グロテスクなシーンもちらほら。そしてしっかりR15指定。
今回は、映画【サボタージュ】のネタバレありレビュー感想です。
「サボタージュ」感想
※ここから先はネタバレを含みます。ご注意ください。
この映画の一番の魅力は、間違いなくDEA捜査官たちのキャラクターです。
シュワちゃんを筆頭に、全員とにかく男臭くてかっこいい。
しかも一人ひとりのあだ名(コードネーム)がまた良い。
モンスター、シュガー、トライポッド……日本で言うなら、ジーパン刑事みたいなノリですね。
その中でも、個人的に印象に残ったのは「モンスター」「グラインダー」「ネック」の3人。
まずはモンスター。
演じているのは、Netflixドラマ『マンハント』で主演を務めていたサム・ワーシントン。
『マンハント』では真面目すぎるほどのFBI捜査官でしたが、本作ではスキンヘッドで、見た目もかなりイカツい。
名前はモンスターですが、意外と冷静で理性的なタイプなのが良かったですね。このギャップ、好きです。
ただ……
あの死に方はさすがに可哀想すぎる。
死因、「激しい夫婦喧嘩」ですからね。色々と重い。
次にグラインダー。
この人はもう、ただただかっこいい。
あの体格、戦闘能力、そしてバイク。多くの男が憧れるであろう、超ワイルドな存在です。
スギちゃんでも、ギリ勝てるかどうか。
最後にネック。
演じているのは、海外ドラマ『LOST』でソーヤー役を演じていたジョシュ・ホロウェイ。
私は男性で女性が好きですが、普通に惚れそうになるレベルのイケメン。
男臭いのに、どこかセクシー。そりゃモテますよ。
今回は坊主頭なので、「セクシーさ」よりも「オヤジ感」がやや強めですが、それでもかっこよさは健在。
ただ、役柄的に序盤で退場してしまうのが残念でした。
物語の結末は、仲間が仲間を殺し合い、最終的にシュワちゃんだけが残るという、なんとも後味の悪い終わり方。
それでも、シュワちゃんが復讐を果たせたのは良かったと思います。
正直、あのビデオを見せられたら、普通の人なら立ち直れません。
関係ない私ですら、心をえぐられました。
ただ、DEAの仲間たちはシュワちゃんを慕っていたわけですし、ちゃんと事情を説明していれば、協力してくれたんじゃないかなとも思います。
とはいえ、キャラクター的に「部下を自分の復讐に巻き込む」という選択はしなそうなので……そこがまた切ない。
結果として、素直にスカッとできる復讐劇ではありませんでした。
それと、どうしても触れておきたいのが、あの女刑事の存在とシュワちゃんとの関係。
……あれ、必要でした?
正直、あの人が物語にどう必要だったのか、最後までよく分かりませんでした。
レビューサイトなどを見ると、全体的に評価はかなり低めです。
ただ個人的には、そこまで酷評されるほど悪い映画ではなかったと思います。
「傑作!」とは言えませんが、戦闘シーンやキャストは十分見応えありましたしね。
先にも言った通り、グロい描写が平気な人であれば、普通に楽しめると思います。
……というか。
これだけかっこいい役者を揃えたんだから、
シンプルに
「DEA VS 麻薬カルテル」
だけでも良かったんじゃないですかね?






