森の中で見ず知らずの男女が出会うのサスペンス映画、トランス・ワールド(原題:Enter Nowhere)
映画自体の地名度は高くなく、俳優陣もあまり有名な方は出ていません。
なおYoutubeには予告編もありますが…もし映画を見ていない人がいたら「見ない方がいい」です。
なぜ見ない方がいいか…この映画はなるべく予備知識がない方が楽しめます。
またエンディングに関しても気になります。果たしてハッピーエンドなのかバッドエンドなのか…
感想としては…この映画、私は好きです。この映画を見た方の評価も高いようです!
今回は、映画【トランス・ワールド】レビューを紹介します!
レビュー・感想&考察
いいゾクゾク感。こりゃおもしろい映画でした。
とにかく脚本が秀逸ってことでしょうね。正直見る前のハードルがすごく低かったのが良かったと思います。でもそれを抜きにしても個人的に好き。
この手の映画で一番大切なのって、やっぱり「ゾクゾク感」だと思うんですよ。映画見ていて『えッ?』って声に出ちゃうような展開が欲しい…
そういう意味ではこの映画はいいゾクゾクが何度もありました。
特に【「来た場所が違う」→『まじか』】の流れからの【「時代も違う」→『お、おいおい…!』】のスーパーコンボ。
ここはゾクゾク感MAXでした。
確かに気にはなってはいたんですよね、ジョディの髪型とか服装とか…ちょっと古いな(というかダサいな)と。
ただ登場人物は安定のイライラ感がありましたね。この手の映画には必ずあるものですが…
特にドイツ人のやつ。まあ戦争中で相手がアメリカ人で自分一人しかいない状況になったらテンパっちゃう気持ちもわかりますが…
もうちょっと話聞いてあげて、って思っちゃいましたよね…
さて、最後のシーンに関してですが私的には「ハッピーエンドだった」という感想です。
あの結果を見るに、おじいちゃん(ドイツ人)が生きていたことでサマンサは無事に育てられジョディを出産し、ジョディも非行に走らずまともな大人に育った、ということでしょう。
ただそうなるとジョディがあの悪い彼氏と付き合ってないから「トムは生まれない」という結末になってしまうようです。
しかしおじいちゃんは慈善家として生涯を全うしたようですし、最後のサマンサの家を見るに裕福そうな家庭でしたから幸せでしょう。
ただ気になるのがあのコンビニのおじさん。
最後のシーンで示唆されてましたが「あの人の金庫を開けると何かが起きる」…という設定のようになっていましたね。
ジョディではない別の女性(未来が変わった後の)も金庫を開けさせ光が発生し…となっていました。
そう考えると、あの4人が集まったのはジョディのおかげだったということになりそうです。
ということでサマンサが主役のようになっていましたが、本物の主役はジョディって感じですね。現に最初のシーンでもジョディからでしたし、未来を変えた後のシーンでもジョディから映し出されてましたし…
ということでコンビニのおじさんは「神様」かなんかで、あの金庫はドラえもんの「もしもボックス」みたいなもんだったのかもしれません。











