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トゥルーマン・ショー (あらすじ・ネタバレ・感想) まさに名作

私の好きなジム・キャリー主演のヒューマンドラマ、トゥルーマン・ショー(The Truman Show)。若かりし頃のジム・キャリーが、トゥルーマンというある男性を演じる物語です。

それだけみると普通のように聞こえますが、なんとそのトゥルーマンは生まれた時からテレビカメラに撮られ、人生をずっと1人の役者として撮られている男性なのです。

そしてそれは世界中に放送されています。しかしトゥルーマン自身は知りません。彼は普通に人生を送っているつもりですが、周りの人間はすべて俳優かエキストラの人たちなのです。

この映画は文句の付け所がないくらい素晴らしい作品です。私は大好きで、観たことない人には必ずおすすめしています。

私が好きな理由を今回レビューとして書かせていただきました。

今回は、映画【トゥルーマン・ショー】のネタバレを含むレビューを紹介します。

あらすじ

典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…。メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。
出典:allcinema

レビュー

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

私がこの映画にベタ惚れしている理由を順を追って書かせていただきます。

まずは何と言っても、驚くべきストーリーです。

このストーリーを一番最初に考えた人は、すごいですね。自分がずっと1人の俳優として世界中の人に見られているかも、なんて考えたことありますか?しかも全てです。

楽しすぎて後で思い出し笑いをしちゃうような体験や、人に言えないような恥ずかしいことをしてしまった経験など、全てを見られているのです。情熱大陸で一週間密着しました、とはわけが違うのです

そして周りの人全てが役者であり、親友も、同僚も、妻も、そして親までもが実は他人だと知ったら…妻は愛しているふりをして、親友は心配するふりをする。一生懸命頑張った仕事も、周りはすべて意味のないことを知っている。

これってものすごく残酷なことですよね。結局は騙しているわけで、みんなただ仕事をしているだけなのです。みんなにとってトゥルーマンは仕事相手でしかないんですよね。

それなのにトゥルーマンは、その人たちと本当の人生を生きている。でも彼はテレビ側が作ったシナリオに乗せられているのです。一言で言えば人権侵害。1人の人間をモノ扱いしているようなもんですよ

ここまでいろいろ言うと、『お前、めっちゃ嫌いじゃないか!』と言われてしまいそうですが、そうではないんです。そんな内容でもそうさせないものがあるからこの映画は素晴らしいのです。

そうさせないもの、つまり最大の魅力はトゥルーマン自身の存在でしょう。

この映画の中でトゥルーマンは世界中の人に愛されています。テレビを見ている人たちが映画にも登場しますが、トゥルーマンの顔がでかでかとプリントされたクッションを持っているおばあちゃんや、仕事もそっちのけでトゥルーマンを見てしまうバーテンダーのおねえさん。あとは訳のわからないコントに出てきそうな日本人家族(笑)など。

世界で見ている人が釘付けになっているのです。それはそのテレビの番組として、というよりもトゥルーマン自身の人柄に好意を寄せているというのがよくわかります。

そのトゥルーマンを演じるのがジム・キャリーです。鏡の前で変なことしちゃうお茶目なところも、毎朝前のお宅に挨拶するときの明るさも、すべてジム・キャリーの表情や空気がそうさせてます。

まあ私自身が大好きなので過大評価に聞こえるかもしれませんが、そこは映画を観てください。きっと私の言いたいことが伝わると思います。なお、ジム・キャリーの良さはこの映画にもしっかり出ています。

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そして、先ほどお伝えした「1人の人間をモノ扱い」しているテレビ側。私も最初見た時はひどいなーと思っていました。それをすべて仕切っているディレクター役のエド・ハリスに嫌悪感がありました。

特に水恐怖症にするために父親を殺す(演出)ことや、最後トゥルーマンがその世界から別の世界へ行こうとした時も、それを防ぐために溺れそうになるほど強い嵐を起こしたこと。

いやいや、ちょっと待ってくれ…彼らにとってはこのテレビショーを成功させたいと思っていたのかもしれませんが、彼は何も知らない普通の人間ですからね。父親が目の前で溺れてしまったところなんて、一生のトラウマですよ!心にがっつりナイフ刺してますからね。そして嵐を起こした時も、あんなの拷問ですよ!お前らに人を傷つける権利なんてないだろ!と思ってしまいました。

しかし、素晴らしい映画の理由はここにもあったんだと思います。

私の完璧な憶測というか、願望にも近いのかもしれませんが、エド・ハリス演じるディレクターは一番トゥルーマンのことを愛していたんでしょう。彼の成長を見ていたくて、どうしても失いたくなくてしてしまったことなんだと思います。彼が最後にトゥルーマンと話している時の表情がそう物語っていたように思います。

つまりこの作品は、みんながトゥルーマン大好きなんだよってストーリーでした。最後にトゥルーマンがあの世界を出れた時に、みんなの喜びようはすごかったですからね。

だからこそみんなに好かれるキャラクターを演じることができたジム・キャリーは本当に素晴らしかったです。トゥルーマンがジム・キャリーではなく別の俳優さんだったら、絶対にこんなに魅力的な映画にはなってなかったでしょう。

観たことない方は是非ご覧になってください。そして観たことある方はもう1回、いや2回観ましょう。