ポール・ラッド主演のロードムービーでネットフリックスオリジナルのコメディ映画、思いやりのススメ(原題:The Fundamentals of Caring)
難病の青年と過去に心に傷を負った介護士が車で旅行に出て、様々な出会いを経験します。
なお、こちらは小説を映画化したものです。なお、実話からインスパイヤされたが実話ではないようです。
ポール・ラッドといえば、アントマンでお馴染みのコメディ俳優で有名ですね!個人的にめちゃくちゃ好きな俳優さんです。
映画の感想としては、非常に優しい作品だな、という感じです。いろいろあるけど、一言で表すなら「優しい」です。
また同じような作品は多いですが、この映画は「感動」って感じではないです。笑わせてくれるシーンも多いです。
今回は思いやりのススメのあらすじと感想をネタバレありでご紹介します!
あらすじ
行きたい場所を巡る当てもない旅で2人が得たものは、生きていく希望とかけがえのない友情。体が不自由な青年と、心に傷を負う介護士が織りなす涙と笑いの物語。
Netflixより引用
レビュー・感想
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
正直な感想としては「おもしろい」とか「おもしろくない」って感じではないです。
ストーリー的にはありきたりなところもあるし、盛り上がりが多いわけでもないです。派手さはない映画です。
ただ、この映画の良いところはとにかく「優しい」ってことですね。
まず主演のポール・ラッド。もうこの人は顔からして優しさがにじみ出てますが、今回の役ベンも非常に優しいキャラクターです。
自分の不注意で息子を死なせてしまう、という最も辛い過去を抱え、立ち直れないけどなんとか動き出そうとします。
何をするにも顔から優しさがにじみ出ていて「友達になってくれないかな」って感じですよ。
もう一人の主演であるトレヴァー役のクレイグ・ロバーツもひねくれてる感じがすごく出てましたね。
どうでもいいですが、俳優のマーティン・フリーマンに似てると思ったのは私だけですかね?
そしてドット役のセレーナ・ゴメスも口は悪いけど優しい女の子でしたね。
個人的にドットのお父さんが良かったです。娘を思う気持ち。こうゆう「優しい」が散りばめられたいい映画でした。
ストーリーはベンがトレヴァーを勇気付けて旅行に行かせたようですが、実際間接的にはトレヴァーがベンを助けていたわけですね。
この映画のレビューを見ると「最強の2人」という映画と比較されたりしていましたが、この部分は逆でした。
私には子供はいませんが、ベンの過去の傷は相当でかいのはわかります。攻めるべき相手が自分ですからね。こんなにどうしようもない感はないと思います。
やっぱり見ている人が一番感じるのはこの部分だと思います。
こんな大きな傷でも(もちろん完全に癒えたわけではないが)前向きにしてくれる、って見本を見せてくれたのがこの映画の一番のいいところだと思いましたね。
映画を見て、心の傷を癒すのに人の存在は必要不可欠なんだな、と再確認できましたね。
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