水陸両棲の海底人という特殊な設定で、今回実写化されたアクション映画、アクアマン(原題:Aquaman)
こちらは「DCコミックス」というアメリカン・コミックの中に登場するヒーロですね。また他の有名なところでは、アベンジャーズなどでおなじみの「マーベルコミックス」があります。
マーベルコミックスにもある”同一の世界観のクロスオーバー作品”(通称MCU)があるように、DCコミックスにも同じような世界があります。
それが『DCエクステンデッド・ユニバース』ですね。アクアマンはそのシリーズの中で6番目の映画となります。
アクアマンとは名前の通り、水に関連したヒーローであり、映画の舞台も基本的には海の中となります。
その海の中の自由な表現や、サメや魚といった生き物が多く登場し、非常に話題となりました。
私が映画で気になったのは、今回のヴィラン(敵)である”ブラックマンタ”です。
名前やキャラの特徴、さらにはアニメやコミック版で登場した彼と映画版のブラックマンタと比べてみたいと思います。
今回はブラックマンタについてと、映画を見たレビュー・感想をお伝えします!
あらすじ
海底王国アトランティスの末裔であるアクアマン(ジェイソン・モモア)は、人間として育てられた。ある日、彼はアトランティスが人類の支配を目的とした侵略を始めたことを知る。人類の想像をはるかに超える文明を持つアトランティスの強大さを知る彼は、海を守るべきか地上を守るべきかの選択を迫られる。
出典:シネマトゥデイより
ブラックマンタを知りたい!
これ以降は原作の内容も含むため、今後の映画のネタバレになる可能性もあります。ご注意ください。
アクアマンの敵として登場したブラックマンタ。
彼の見た目を見て『これは何かの間違いか?』と思った方はいらっしゃらないでしょうか?
正直クオリティーを見ても、この映画のヴィランとしてふさわしいのか?と疑問を持たずにはいられませんでした。
しかしそれが逆に彼に興味を湧かせてくれた訳でもあります。
マンタ…とは?
結論から言うと、マンタ=エイです。
エイの中で、マンタと呼ばれるものがいるということですね。
具体的にはオニイトマキエイとナンヨウマンタがマンタと呼ばれているそうです。
中身は人間
映画を見た人ならもちろんわかっていますが、彼の姿はスーツです。
いわゆる”アイアンマン”と同じですね。人間がスーツを着て、その力を駆使して戦う、ということになってます。
なお彼の力としては、主に自身の頭脳を駆使した戦略的な戦いが得意です。
剣を使ったり、肉弾戦も得意としていますが、基本的にはテクノロジーと戦略性が彼の武器です。
またスーツには力を増強させたり、海の中で適応できる力もあり、それにはテレパシーを送ることのできる機能などもあります。
初登場はいつなのか?
ブラックマンタが世に登場したのは、1967年9月というなんと今から50年以上も前になります。
初登場時からアトランティスの周りの水(海)に毒を撒いたり、子供を誘拐するなどしてなかなかのヴィランであったようですね。
ただ当時はそこまでヴィランとして注目されていたわけではなかったようです。
しかしあることでアメコミファンにも認められるアクアマンの宿敵となったようですが…
誕生秘話
ブラックマンタがどのように生まれたか?
映画の中では、トレジャーハンターとして父親と活動していた悪党が、アクアマンに父親を見殺しにされ、復讐のためにブラックマンタとなりましたね。
しかし原作の方では少し異なります。
かつてブラックマンタは子供の頃誘拐され、船の上で強制労働をさせられていました。
孤独と恐怖で苦しんでいた少年は、ある夜アクアマンを見つけます。
彼は泣きながら助けを求めましたが、アクアマンの努力も失敗…
助けてもらえなかった悲しみが憎しみに変わり、アクアマンに関するすべてのことを恨むようになってしまった、というのです。
誕生秘話はもうひとつある?
実はコミックス版の方ではもう1つの誕生秘話があるそうです。
それは子供の頃残酷な人体実験の被験者とさせられてしまう…というこれまた悲しいもの。
それによりアクアマンに恨みを持ったようですが、詳細は分かりません…
アニメ・コミックの比較
それではアニメ・コミックではどのくらい違いがあるのか?比較してみます。
あなたはどのブラックマンタが好きですか?
アニメ版
なるほど。かわいいです。スーツ感満載で、逆に”マンタ感”はあまりありませんね。
コミック版
アクアマンの左側にいるやつですね。年代によってテイストは多少異なりますが、アニメ版よりはヴィランな感じが伺えます。
映画のレビュー・感想
映画の内容に関しては、予想通りと言いますか非常に面白かったです。
今回の映画は俳優さんも魅力的な人ばかりですし、海の中の映像も素晴らしい。
さらにはほろりとさせてくれるところもしっかりあり、「面白くないわけないじゃないか」と言える映画だったと思います。
個人的には灯台に毎日顔を出すアーサー(アクアマン)の父親のシーンが良かったお気に入りです。
あんなおじいちゃんになっても、というところもいいですし、最後には会えたというのが「愛の偉大さ」を感じさせてくれます。
そしてアクアマン役の”ジェイソン・モモア”とメラ役の”アンバー・ハード”がもう本当にいい。
特にジェイソン・モモアなんて「男が憧れる最終形態」みたいな人ですからね。
そして今回色々調べさせていただいたブラックマンタ。
初めてかもしれません。海外のここ最近のヒーロー映画で『え!これ本当に大丈夫??』と心配するぐらいカッコ悪かったのは。
彼は確実に今後の作品に出てくるでしょう。あれ以上カッコ悪くはならないように!と願いながらもそれを100%期待している私です。