思ったのと違う映画で責めようと思ったけど、結果自分が悪いと気付いた、ということを書いた記事です。
ヘロー、オリ(@721st)です。
ジャッキー・チェン主演のアメリカンコメディ映画、ダブル・ミッション(The Spy Next Door)をご存知ですか?
原題の”The Spy Next Door”を直訳すると「お隣さんのスパイ」って感じでしょうか。
新鮮な作品。だから、いつものジャッキー・チェンを期待しちゃダメですよ。海賊相手や麻薬密輸の悪者たちと殴り合ってたジャッキーはいないよ。
あらすじ
表向きはさえないセールスマンの顔を持つ敏腕CIAエージェントのボブ(ジャッキー・チェン)は、愛する女性との結婚を考えスパイ業からの引退を決意。ある日、恋人の子どもたちの面倒を見ることを頼まれるが、子どもの一人がボブのPCからロシア当局の秘密データをダウンロードしてしまう。やがて、彼らは巨大な陰謀に巻き込まれていき……。
シネマトゥデイ より引用
キャスト
・ジャッキー・チェン
・アンバー・ヴァレッタ
・マデリン・キャロル
・ウィル・シャドレイ
・アリーナ・フォーレイ
ジリアン役のアンバー・ヴァレッタは過去にレオナルド・ディカプリオと交際していたそう!オーマイガー!
ざっとネタバレ
※映画を見ようとしている人はご注意ください。
ボブはCIAエージェントとして働いています。しかしそれは裏の顔であり、普段の生活では見せていません。
ボブは隣の家に住んでいるシングルマザーのジリアンと付き合っており、結婚を考えています。
ジリアンには3人の子供がいますが、3人ともボブのことは好きではありません。それはボブがダサいから…
ボブとしてはジリアンと結婚するためにCIAをやめ、彼女と彼女の子供たちと仲良く普通に暮らしたいと思っております。
ボブはCIAの最後の仕事で悪党「ポルダーク」を逮捕します。
そんなある日、ジリアンは父の看病に出かけることになり、ボブは彼女の3人の子供達の面倒を見る事になりました。
3人の子供(主に長女と長男)は母親とダサいボブを別れさせようとしますが、その時勝手にボブのパソコンでロシア当局の極秘データをダウンロードしてしまいます。
それと同時期、悪党「ポルダーク」の仲間が協力して彼を脱獄させます。そして極秘データをダウンロードしたボブを狙いに来ます。
ボブは悪党たちから子供たちを守りつつ撃退します。その姿勢に徐々にボブに惹かれていく子供たち。
そして衝撃的な事実が判明します。実はCIAに内通者、つまりスパイがいたのです。
そしてCIAだったことを隠し、子供たちに危険な目を合わせてしまったボブをジリアンは怒ってしまいます。
しかし最後は家族みんなで敵のロシア人を撃退し、子供たちからも認められたボブはジリアンと結婚することができました。
レビュー・感想
明らかに、なんか変でした。もうジャッキー・チェンが浮きすぎてね。
なんていうか…海外ドラマのシットコムに時々有名人がゲスト出演する回がありますよね?あんな感じ…
アメリカンホームコメディの世界にジャッキー・チェンですから。正直違和感しかないですよ!
まあ、それを「新しい」とか「新鮮」とか表現すればそれもアリなんですが…
そしてやっぱりジャッキー・チェンとジリアン役のアンバー・ヴァレッタもカップルというには全く合ってないピースのようで違和感がハンパない。。
もうこの辺が全部合わさって、私には「退屈」の2文字が頭を駆け巡っちゃいました…
でもね。
これは私が悪い。この映画はあくまで「ファミリー・コメディ」なんです。いわゆる「アダムスファミリー」とか「ホームアローン」とか「ベートーベン」とか…
だから『いつになったら時計台から落ちちゃうのかな??』なんて考えてみている私が悪いんですよ、ほんと。
むしろ『ホームアローンにジャッキー出演?!オーマイガー!』ぐらいに考えないと。何事も前向きにね。
そう考えると、いい映画だったのかもしれない。敵も結構オチャメでしたし、残酷なシーンも全くないので。
スパイキッズ with ジャッキー・チェンと考えたらしっくりきます。
全体的な映画の雰囲気をストーリーは王道ストーリーで良かったし、いい意味で考える必要のない映画ですから。
もし海賊や麻薬密輸の悪者を見たかったら、有無を言わず【香港映画 ジャッキーチェン】で検索一択。
ちなみに映画と直接関係ないのですが、気になったのがオープニングのシーン。
ジャッキーの歴代の映画の一部シーンを使っています。かっこいい…んだけど…そこからのファミリーコメディ…