豪華キャストの恋愛コメディ映画、幸せの始まりは(原題: How Do You Know)
プロソフトボールチームから解雇されてしまった31歳女性の恋の物語、という感じでしょうか。
この予告編を見ると非常に面白そうで、魅力的なキャラがたくさん出ていますが、ネット上の評価は低いです。
それもそのはず。出てくるキャラがイラっとさせます。見ていると『何なの?こいつ』ってかなりの回数言ってます。
個人的には見る価値はほとんどないかと…
今回は【幸せの始まりは】のあらすじと感想をネタバレありでご紹介します!
あらすじ
プロソフトボールのチームから突然クビにされてしまったリサ(リース・ウィザースプーン)は、チームが全てだったために何をしていいのかわからず、意を決して全然知らない人とデートに出掛ける。ところが、現れた相手のジョージ(ポール・ラッド)は、ヤングエグゼクティブ(ヤンエグ)という触れ込みとはまったく違う、ピントのずれた暗い男だった。
シネマトゥデイより引用
レビュー・感想
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
非常に惜しい映画でした。ポール・ラッドファンの私としては、非常に残念です。
予告編では3人にか出てきませんでしたが、ポール・ラッドの父親役のジャック・ニコルソンも含めれば今回のメインキャラクターは4人。
そのうち3人が『何なの?こいつ』です。もう見ててイラっとする。
まずは主役のリサ、こいつはもう本当にイラっとさせてくれる。『何なの?こいつ』の筆頭です。
自分の主張を押し、それを急遽変更したり、同棲しても恋人の一言で「ここを出て行く」とすぐに決断したり、家に行ってもすぐに帰るといい…
いや、『ほんとどこがいいの?』という感じ。久しぶりの魅力0なヒロイン。
”最悪の人生から脱却しようとするアラサー女性の姿をリアルに描く”という言葉が映画に添えられていましたが、こんなアラサー女性いないと思うんです。
そしてその彼氏も『何なの?こいつ』。能天気とかではなく、ただの頭足りないやつです。
それがわかってるのに、いつまでも彼氏の元にいるリサ。こうなったら自分も頭足りないと言っているようなもんです。
しまいにはジャック・ニコルソンが演じたジョージ(ポール・ラッド)のお父さん。
犯した罪の懲役を息子に頼もうとする浅はかな感じも見ていて決して良いものではないかと。
まさに『何なの?こいつ』です。
それもこれも、ポール・ラッドを引き立たせるためだと思えば、個人的には納得してしまいそうです。そのぐらい良かったです。
ポール・ラッドが演じたジョージは予告編では「ダメ男」となっていますが、全くダメではなかったです。
むしろ部下を大切にして自分の気持ちにも正直な好青年。
だから最後ジョージの恋が成就したのはすごく良かったし、その時の瞳のきれいさと笑顔。
「あんなもん、誰でも惚れるよ」ってぐらいいい顔してました。
もう見る価値はこれだけですね。ストーリーといい、リサの人生といい。その辺は正直どうでもいいぐらい厚みはないです。
ただポール・ラッドファンは見て全く損はしないかと。彼の良さがしっかり出た映画だと思いましたね。
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