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映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』ネタバレ感想!

ケイト・ベッキンセイル、ジム・スタージェス主演。ある町外れの精神科病棟を舞台にしたサスペンスミステリー映画、アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(Stonehearst Asylum)。

この映画の原作はエドガー・アラン・ポーの小説「タール博士とフェザー教授の療法」。

サスペンスやミステリーが好きな人の興味をそそる邦題ですね。現に私も興味をそそられ、ジム・スタージェス主演ということですぐに鑑賞です。

うちのネコ
うちのネコ
予告編、こりゃ観たくなるよ!そしてサムネが怖すぎるよ!

映画の内容はとにかく暗めです。その暗さがゾクゾクした感じを高めてくれますが、退屈に感じてしまう人もいるかもしれません。

ダークな雰囲気のミステリー要素を含んだ映画が好きな方ならおすすめできますね。

感想を一言で言うならば、「まあ普通!」です。他に思いつく感想はありません…

今回は、映画【アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち】のあらすじとネタバレを含むレビューを紹介します。

あらすじ

19世紀末のイギリス。オックスフォードの医学生エドワード(ジム・スタージェス)は実習のため、革新的な治療でうわさのストーンハースト精神病院を訪れる。患者に薬を使わず、自由に院内を動き回らせるというこれまでにない光景に驚くエドワードだったが、院内の様子がどこかおかしいことに気付く。そして、彼はイライザ(ケイト・ベッキンセイル)という美しい患者と出会い……。
シネマトゥデイより引用

レビュー

これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。

まず、邦題のアサイラムとは英語で「保護施設 (主に精神薄弱者・孤児など)」や「収容所」という意味があります。

今回は精神病院での話なので、表向きは保護施設のような意味の方が強いです。しかし内容はまさに「収容所」でした。

最初にお伝えした通り、この映画の最大の特徴は何と言っても暗すぎるということ。

まず内容自体も暗いですし、1890年のイギリスということで少し古いためか建物も古く、森の中に佇む精神病院が相乗効果で雰囲気もより暗い印象を与えます。

この映画を見た理由として「ジム・スタージェスを見たいから」というのがありましたが、今までみた映画の中の彼とは違う雰囲気でよかったです。

メガネとヒゲでだいぶ違う印象になりますね。言われないとわからなかったかもしれません。

個人的には海外ドラマ『狼の食卓』でのイケメンさの方が好きでしたね。

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もう1人の主演であるケイト・ベッキンセイルですが、私は彼女の作品をほとんど見たことがないようです。

今回の彼女は美人の奥様、という感じでしょうか。ただ敵か味方かイマイチ理解するのに時間がかかりました(最初逃がそうとしてたけど、監禁していることに関与していたので)

キャラの魅力がわかる前に映画が終わってしまった感じです。

今回の隠れ主役と言いますか、一番のメインキャラはベン・キングズレーでしたね。

さすがと言いますか、完璧にキャラになりきっていたように思います。「別の人格を完璧に信じてる男」と言う感じでしょうか。

なのでそれが崩壊したの時のシーンはこの映画の一番の衝撃でしたね。

軍医として戦場で治療をしていた彼は、その凄惨な状況に精神が崩壊してしまい、皆を殺し自殺を図る。しかしたまたま最後の弾が切れ、自分だけ生き残ったという真実。

精神が崩壊してしまったと言え、彼には罪悪感があったのでしょうね。殺してしまった若い兵士の写真を持っていましたし。

結果写真を見た彼は、完全に精神が崩壊。悲しい終わり方でした。

そして今回の舞台となった精神病院での過去の出来事、あれは「ふざけんなよ」と言いたい。

あれは事実なのか…治療と言いつつのただの暴力ですからね。あんなグルグル回して、何が治るのか…

そして最後のあの終わり方、全く予想していませんでした。

エドワードとイライザが病院を抜け出し幸せに暮らす…で終わりで満足でしたが…

うちのネコ
うちのネコ
まさかエドワードも虚言症患者だったとは…

暗い映画と内容でしたが、結果として2人が幸せになれたのでとりあえずハッピーです。

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