アメコミヒーローでも1位か2位を争うほど有名なヒーローといえば、スパイダーマン。
そのスパイダーマンの新シリーズとして登場したのが、スパイダーマン:ホームカミング(原題: Spider-Man: Homecoming)。
スパイダーマンの映画は今までたくさんありましたが、今回のスパイダーマンはいろいろ新要素を加えつつ、主人公ピーター・パーカーの良さもしっかり忘れていない。まさに新しいスパイダーマンです。
「マーベル・コミック」の実写映画を1つの世界観として描く人気シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース』の1つであり、順番は16番目ということになります。
感想としては、ちょっと違う!って感じでしょうかね。個人的には。
ただこれは発展途上という意味合いもありますので、今後に期待したいというのも大いにあります。
あらすじ
15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し……。
出典:シネマトゥデイより
ざっと内容紹介
これ以降はネタバレを含みます。ご注意ください。
ニューヨークでのアベンジャーズとチタウリの戦いの後、トゥームスはチタウリの残骸を再利用して武器を作り金儲けを企みます。
それから8年後、高校生のピーター・パーカーはアイアンマンのトニー・スタークに認められるために様々な街の事件を解決していました。
しかしなかなか認めてはもらえず、部活動もおろそかになってしまいます。
そんなある日、街で見たことのないようなハイテク兵器を使うATM強盗団に遭遇します。なんとか撃退するも、その帰りに親友のネッドにスパイダーマンであることがバレてしまいました。
その後、好きだった女性リズのパーティーに参加することになったが、途中で不自然な光を目にします。
それはハイテク兵器の密売現場でした。犯人たちを追跡して捕らえようとしたが、「バルチャー」として飛んできたトゥームスに阻止されてしまいます。
その後、次の密売を阻止しようとするもまたもや失敗。アイアンマンに助けてもらい、叱られ、失望されてしまいます。
自信をなくし、スーツをトニーに返すピーターは、普通の高校生として生きていくと決め、リズに告白し一緒にホームカミング・パーティに行く約束をしました。
しかし彼女の家に迎えに行くと、そこにいたのはバルチャーことトゥームスでした。彼はリズの父親だったのです。
ピーターの正体に気づいたバルチャーは「これ以上、邪魔をすると殺す」と脅します。
一度は聞き入れようとしましたが、やはり彼を見逃すことはできず戦いに行きます。
戦いの末、スパイダーマンはバルチャーを倒し、彼の目的を阻止しました。
その後トニーからアベンジャーズ加入のことを伝えられますが、ピーターは断ります。彼は町のヒーローとして戦うと決めたのでした。
家に帰るとトニーから新しいスーツが送られていました。
レビュー・感想
今回のスパイダーマンはスパイダーマンの実写化映画としては6番目だそうです。
最初のスパイダーマンを演じたのが”トビー・マグワイア”。こちらは1から3まで三部作でした。
次が映画「アメイジング・スパイダーマン」として放映され、演じたのが”アンドリュー・ガーフィールド”。こちらは1と2の二部作でした。
そして3人目となるピーター・パーカーを演じたのが”トム・ホランド”です。
やっぱりこうなってしまうと、比べてしまうものですが、私の中では”トビー・マグワイア”のピーターは超えられなかったですね。
ただ”アンドリュー・ガーフィールド”のピーターよりはだいぶ好きでしたが…
やはりスパイダーマンというのは庶民派でないと許せないところがありますよね。町のヒーローですから、お金持だったりイケメンだったりするのではなく、普通の青年がめちゃくちゃかっこいい!というギャップを楽しむものだと思います。
そうゆう意味でいうと、ピーターがあまりイケメンすぎてもダメですし、いい体しすぎてもダメなんです。ダサいのがちょうどいいんです。
そうゆう意味ではトビー・マグワイアのピーターが一番しっくりきてました。
ストーリーですが、結構他の方のレビューであったのが「ヴィラン(敵)がしょぼい」という意見です。
確かに今回のヴィラン、マイケル・キートン演じる”ヴァルチャー”ですが、まあ強力兵器を身につけた普通のおじさんです。
特質した能力は「飛行」ぐらいでしたので、ソーやアイアンマンの敵ではないと思います。
ちなみに、ヴァルチャーとは英語で”Valture”と表記し、意味は「ハゲタカ」です。
ただ知らない方もいると思いますが、原作のバルチャーはこんな感じですよ。
今回、アイアンマン(及びトニー)がかなりの頻度登場し、いいところを持っていったところもありました。
観ている間は『ちょっと出すぎじゃないか?』と思うほどであまりいい気がしなかったですが、よくよく考えると納得しました。
つまりシリーズ通してピーターの成長を描くものであり、これはいわば準備段階。
今後ピーターがどのように成長していくかを楽しみになるような作りだと感じましたね。
そして観ていた男性ならすごーく気になってしまうであろう、セクシーすぎるメイおばさんこと”マリサ・トメイ”にも期待です。
21019年にスパイダーマンの次の作品も公開が決まっているようですし、今後のアベンジャーズがより楽しみになりました。
ぜひトビー・マグアイアを超えるピーター・パーカーが見たいなと思います。